マトリクスの世界において重要なこと

最近、体内にチップを埋めこむ、と言うことを実際にしている人がいるようです。SUICAを埋め込めたら、もう家に置き忘れることをなくなるのでしょうね。まぁそんなための体内埋め込みではなく、もう少し将来の姿を妄想してみます。

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チップだけでなくコンピュータを埋め込むようになるはず(すでに実現している?)。コンピュータもどんどん高集積が進むため、iPhoneくらいの性能のものが埋め込まれるのは、あっという間でしょう。発生する熱の問題は、回路を生体回路にすれば良いのでは無いのでしょうか。もう一つの問題はバッテリです。大きな希望として、もし体の脂肪の熱量で発電できたら、みんな躊躇なく体内埋め込みを実行するのでは無いかと思います。食物で発電しているのと同意です。実際、脳と言うコンピュータは、まさにそれを行っているので、不可能ではないのではないかと思うわけです。当然、体内コンピュータは外界とも繋がりますし、記憶量も増やせます。まさに第二の脳(人工脳)になるわけです。

次には、自分の脳と第二の脳をどうつなげるか。現在では あらゆるHMI(Human Man Interface)を通じて、視覚・聴覚・触覚を経由し、脳と体外にあるコンピュータの情報の伝達をしています。ごく近い将来、人工脳は直接脳とやりとりをするのが一般的になりそうです。そうなると、学校の勉強や各種学習が不要になるわけです。第二の脳がある時点で、あらゆる言語的な知識は不要な気がしますが、人間の脳によるコンピューティングというのは、なかなか不要にならないと思っています。

今までは、脳をトレーニングするために勉強をしてきたわけですが、歴史や地理の知識なんかは簡単に脳に送れるわけです。理科や言語関係もそうでしょう。その辺の「知識」はあっという間に学べてしまいます。一方で数学は、「知識」だけでなく色々な経験がないと、本質的な意味で脳が理解した、という状態には到達できないと思います。数学のような学問を効率的に第二の脳からインプットするためには、どのような情報・経験をどういう順番で脳にインプットするか、が重要になるはずです。

どのように脳を強化していくかというメソッドが、今後取り上げられると思います。そうやって強化された人間の脳と、同様なメソッドやAIによって強化された量子コンピュータと、どちらが優れた性能を発揮するか、なかなか楽しみです。