安価かつ半永久的な発電

ここのところCO2の発生量削減のため、カーボンフリーな発電への転換が叫ばれています。太陽光、風力、原子力、水力等。どの程度まで増やせるか、本当に意味があるものか、今のところは何とも言えませんが世の中の流れはその方向であることは間違いありません。

トータルの原子の量としては炭素原子にしても酸素原子にしても、基本的にはどんな発電にしても、発電前と発電後で変わらないはず。ところが二酸化炭素分子になると、途端に悪者になります。発電の過程で発生する二酸化炭素が、発生する電力以下で分解できれば(コストの問題はさておき)、OKなのでしょうか。なんなら月や火星に持ってって二酸化炭素の大気を作ってしまうとか。

で、なんとなくの勘(と言うか妄想)なのですが、安価かつ燃料・材料枯渇の心配のない発電方法、もしくは発電スキームが、そろそろ出てくるような気がするのです。核融合なのか自然エネルギーなのか、はたまた宇宙からやってくるものなのか分かりませんが、何かこう、ブレイクスルーの気配を感じるのです。

もし、安価かつ枯渇の不安のない膨大な量の発電が可能になったとしたら、どんな世界になるのでしょうか。

  • 夜でも昼のように明るく照らされ、真夏でも上着が必要なほど空調が効き、莫大な数のサーバーが動かされる。なんかあまりピンときません。
  • 発展途上国に水や作物が、必要なだけ供給される。これは意味がありそう。
  • 物の値段は下がるでしょうが、劇的に下がるかと言われると、そんな気もしない。
  • 電源供給ポイントやシェアバッテリーのインフラが急激に進む。正しいかもしれませんが、そんなに便利な気がしない。
  • 宇宙に行きやすくなる、超高速移動が可能になる。ちょっと面白そう。

「Back to the Fiture」みたいにタイムマシンが可能になれば、面白いですね。

一点、莫大な電力が使われると、マクロに見た地球の系の温度が上がるような気がします。