新「徴兵制」のススメ〜続き〜


前回のブログで新徴兵制について妄想しましたが、実際にどんなものにしたらよいか考えてみました。

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1. カリキュラム

新徴兵制の最大の名目は、これからの時代の防衛システム(サイバーセキュリティ)に対応できる人材を増やすことと、市民のサイバーリテラシーボトムアップです。カリキュラムとして挙げられるのはIT面はもちろん、世界情勢や地政学、それ以外にも、一般的な物理、生物、化学、工学・科学面もカバーすべきですね。対象となる年代が学校で習ったのは何十年も前の知識なので、再確認とともに、アップデートした情報をインプットすべきです。DIYや経営、SF、哲学なども、余生を楽しく有効に暮らすためにあるといいと思います。自由に科目選択できることも重要です。

未だに、高校はおろか大学でさえ受講できない科目があるというのは、全くおかしいです。文系理系なんて区分は、どうでもいい。学校の勉強のようにかしこまったものでなく、もっと楽しくカジュアルなものがいいでしょう。

動画配信で、いつでも好きな授業を受けられるようにすれば、運営側のコストも削減できます。動画配信のもう一つのメリットは、レベルに応じた受講が簡単にできる点です。これまで日本の教育システムは、基本的にボトムを基準としてきました。その是非はともかく、新徴兵制は教育ではないので、各人の理解速度に応じてカリキュラムを組みます。飲み込みの早い人は、二倍速で見たり早送りしてもよいわけです。

あと、体育(笑)は絶対に取り入れるべき。高齢者を健康にするというのは、国の社会保障費を減らす意味で、最も有効な手段です

2. 運営

徴兵なので国で運営をします。期間については、フレキシブルにしましょう。トータルで一年とし、月・週単位で自由に選択できるものとします。期間中、優秀な人材と認められた場合、国としてそれなりの対価を払って雇います。徴兵は拒否することができますが、目的が殺戮を伴う戦争でなく、また自分のスキルアップにつながるので、希望者はそれなりにいるのではないでしょうか。もちろん外界と隔離した場所・状態で行い、個人のスマホ等は使えなくするか、時間を制限したほうが良いでしょう。食費、住居費はタダ。田舎の廃校やホテルを使うのが良いのでしょう。


新徴兵制は、サイバー防衛という意味もありますが、日本の国力を上げるためにも有効です。社会保障など国の出費を抑え、生産性アップが期待できます。定年後何十年も余生のある高齢者に対し、国の出費を抑え、むしろ生産的な活動を通じて国の発展に貢献させることができれば。国から見て高齢者を負債とするのでなく、資産となるよう、社会を変えるべき。この制度が成功すれば、本来サイバー軍に必要である若年層に、志願者がでてくるのではないでしょうか。