どの大手携帯キャリアが【楽天モバイル】に追随することができるか

いよいよ3月から、大手携帯各社の大容量低価格プランが始まります。私も様子を見てMNPするつもり。今年初めに楽天モバイルを契約しましたが、しばらく両方のSIMを使っていく予定です。

巷では、楽天モバイルはかなり苦しいという論評がほとんどです。苦しいのは間違い無いのですが、個人的には大きな期待をしています。

Twitterに書きましたが、2021年1月末の楽天アンリミテッドのアナウンスは、よく練られた物だと思います。

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2021年3月に、楽天モバイルから大手携帯会社に乗り換える、もしくは楽天モバイルを止める、新規契約数が激減する、と想定されていた状況を一気にひっくり返しました。回線状況が整うまでのモラトリアム、という言い方もできますが。少なくとも、3月を過ぎた後でも、契約者数は相当伸びると思います。

では、楽天の命運はどこにあるか。一つ目は、いつ楽天の回線が皆を満足させるレベルになるか、という点。二つ目は、契約数だけでなく企業の利益も追求しなければならない、という点。もう一つは、世を取り巻くIT環境がどのくらいのスピード感で進むか、という点です。一つ目は言わずもがな。二つ目は、楽天経済圏という言い方をされていますが、通信業で損してもトータルで得する、ということ。最後の点については、あまり目を向けられていませんが、以下のようなことです。

 なんちゃって5Gでなく、本格的な5Gが普及してレイテンシー・速度ともに品質が上がってくると、AR/VRグラスや360度カメラを使った、リアルタイムのビデオ双方向通信のキラーコンテンツが出てくると思います。現状のライブ配信のように一方向であれば、現状の4Gでも問題なく使えるレベルですが、モバイル通信を使った双方向通信では、5Gないしは6Gのインフラ・端末の普及を待つ必要があるでしょう。日本で本格的に5Gが普及するのは、2022年だと思います。5Gが本格的に始まり、コンテンツが充実してくると、大手携帯各社が安価で出している20GBのデータ容量では、どう考えても足りません。

360度カメラはすでに多くのメーカーから発売され、値段も安価になっています。VRゴーグルはOculusの製品が相当なレベルになっており、戸外で使うような使われ方をするには、奇異の目で見られないような市民権を得るか、もしくはキラーコンテンツ次第でしょう。

一方、ARグラスは、Appleの製品が2023~2024年頃までには発売され、キラーコンテンツとともに一般的になってくるはず。一般的というのは、外でARグラスをつけていてもCoolとみなされる、ということです。

もし楽天が、上記が出揃う頃までに、衛星通信を使ったり基地局を増やして日本全土をカバーエリアに入れることができれば、大きなシェアを得ることができると思います。もちろん、他の携帯大手も黙っていないでしょうが、楽天はすでに明確な青写真を持っている分強いでしょう。携帯大手が出遅れると、一気にゲームチェンジする可能性もあると思っています。

で、キラーコンテンツ何にしましょうか。