AKIRAの時代にリーチ

Huaweiスマホ事業がほぼ解体といって良い状態になりました。その一方で、他の中国のメーカーのスマホがその後を追っています。今までからすると信じられないくらいのスペックのスマホが、本当に安く手に入るようになりました。

サイバーパンク
日本では、携帯キャリアの販促のため、ほぼタダ、場合によっては何万円というキャッシュバックがあるという状況が続いていましたが、総務省からの指導で実質終焉を迎えました。これまでは、スマホにお金を出して買うという意識が薄かったのですが、今後は安いAndroidスマホがシェアを伸ばすようになるはずです。

スマホの始まりは2008年のiPhoneの販売が口火を切ったわけです。それまでも同様の製品は、特に日本でもありましたが、iPhoneがスタートと言っても過言ではないでしょう。それからたった10年ちょっとしか経っていませんが、スマホがここまで世を席巻すると想定していた人は、あまりいないはずです。まさに世の中が変わってしまったわけです。では、スマホはいつまで今の状況を保ち続けるでしょうか。今の状況は、ノートパソコンがコモディティ化した状況とよく似ていると思います。

人々がスマホを使うのは、自分と世界の間の情報をやり取りするのに使っているわけです。スマホを通して、情報のInput/Outputをしているわけですが、スマホである必要があるのでしょうか。必要なのは情報のInput/Outputなわけで、他の簡単かつ素早い方法があれば、そちらに変わっていくことは間違いありません。

情報を自分の脳にinputする際に使われているインターフェースは、スマホの画面およびスピーカ・イヤホンの音声です。これは、情報のInputという意味では、効率があまり高くありません。いろいろなところで言われ始めていますが、今後は脳と直接ネットが繋がり、情報のInput/Outputができるようになるでしょう。おそらく、5年以内には身近なところでの製品化がされる、と思っています。いったん商業ベースに乗れば、現在のスマホと同様、あっという間にその中を席巻するはず。その間、VR/ARの普及を挟むと思いますが、いずれにしても情報空間にある色々な情報と、脳がダイレクトに繋がるわけです。そうなると、リアルとバーチャルの境界がぼやけてきます。物理空間で起こっていることでも、脳で感じて始めてリアルと感じるわけです。脳に入ってくるものが、物理空間のものであろうと情報空間のものであろうと、脳に入った時点で両方とも同じ情報として取り扱われます。映画のような話ですが、近い将来、それが現実となるのは疑いがありません。


私は、典型的な日本人として、スマホiPhoneを4Sの頃から使っていました。以降ずっと遊びでアンドロイドを触ることはあっても、ずっとiPhoneを使ってきました。2年前にiPhone XRに買い替え、相変わらずのユーザーインターフェースの良さを実感しました。約2年が経ち、Androidを触る機会も増え、だいぶ差が縮まってきました。Androidの一部の機種は、USBでモニターと繋げられると聞き、サムスンGalaxyを購入しました。モニターに繋げましたが、非常に素晴らしいです。まだまだ改善点はあるとは言え、iPhone/iPadをモニターに繋いだ時の、ふーんという感じとは全く違う感覚です。具体的に言葉やスペックで表しにくいのですが、パソコンよりも快適と思え、昔予想されていたCPU周りだけ持ち歩いてインターフェースだけ別に取り付けるというスタイルが、まさに現実となりました。感動の種類としては、ラズパイを初めて使ったときの感覚に近いです。
上に述べた通り、次は入出力インターフェースが進化するはずで、サイバーパンクな世の中がすぐそこまで来ていることを実感しました。