新たな移動スタイル【妄想レベルではなく実現可能】

今住んでいる香港は、バスの種類が多くポイントtoポイントで移動な可能なルートが少なくありません。住民の多くはマンション群に住んでいるため、マンションから最寄りの地下鉄までのバスを設けていたり、各所へ行くバス停があることが多いです。値段は地下鉄と概ね同程度なのですが、暑い香港の道を歩くのが少なくなるため、私はもっぱらバスを使っています。ほとんどが二階建てバスのため座れることが多く、Wifi /USBも搭載されているバスもあり、非常に便利です。ただ、多くのバス会社があるわりに便名に統一感がないこと、統合バス案内みたいなものがないため、香港の人でさえ全貌を掴むのは困難です。

日本でも参考にするといいと思うのですが、いくつかクリアしなければならない点もあります。東京を例にとりますが、香港ほどコンパクトでは無いこと、細い路地も多いため、どうしてもバスでカバーしきれない部分が出てきます。そうなると暑い東京の道路を歩く必要が出てきて、どうしても市民権を得るに至らなくなります。ラストワンマイル問題です。 


東京でNTTドコモ他がスポンサーをしている、シェア電動自転車を使ったことがある人も多いと思います。電動自転車は坂の多い東京でも疲れずに移動できるため、非常使い勝手がいいです。ただ、まだまだレンタルスポットがそれほど多くなかったり見つけにくかったり、運営側としては自転車の場所を取る等、改善の余地はあります。 


これらから、以下に説明するような移動媒体・インフラを作ったら、よいと思います。

  • 電動スケボー、電動キックボードを公道走行可能とする(スピード制限してもヘルメット・ナンバー無しが好ましい) 。バッテリーは共通タイプ。
  • バスにバッテリチャージャーを搭載し、誰でも使えるようにする。もしくはシェアバッテリーとする。停留所にバッテリーチャージャーを置いてもOK 。
  • バスを降りたら電動スケボー・電動キックボードで目的場所へ移動。

最寄りのバス停、もしくはハブのバスターミナルからであれば、ほぼほぼ全域がリチャージ不要な範囲のはず。

電動スケボー・電動キックボードは中国やシンガポールでは一般的に使われています。日本だと、安全面や法律的な話が必ず出てくるのですが、そもそも自転車の方が安全という話でも無いと思うのですがいかがでしょうか。既存の団体・業界の不利益になるとか、役所が責任を負いたくない、というのが本音の気がします。市民・公共の利益・不利益を、総合的に考えルべきだと思います。

世界各所で同様なシェア市場はありますが、既存の長距離・中距離移動手段と組み合わせるのがよろしいんではないかと。