非常に安価な腕時計型のAIウォッチで、心拍数はおろか、睡眠の状態や移動、歩数が測定できるようになっています。スマートフォンの通知も受けとれます。かく言う私もXiaomiの2000円代(!)のスマートウォッチを着けていますが、こんなに安いのにこんなに使い勝手が良くていいのか、というくらいコストパフォーマンスが高いです。
また、最近では血中酸素濃度まで来れるようになりました。血中酸素濃度が一体どういうものか、正直あまりよくわかっていませんが、おそらく体の状態を、より細かく深く知ることができるのでしょう。
GoogleやFacebookといった大手IT企業は、いかに人々をアプリやスマホに釘付けにするかを日々研究しています。
単純な面白さを追求するだけでなく、中毒的に離れられなくなるようなアトラクティブなアプリ・サービスを作ることを、心理学的に研究していたりするそうです。今のところ、間接的に学術的な研究や論文をもとにそのようなアプリやサービスを作っていると思われますが、もし人々が何に夢中になったりしているか、直接測定できるとすると、より精度の高い、人々を中毒にさせるサービスを作ることができるはずです。仮に、血中酸素濃度と、人間が中毒となる為に必要なアドレナリン・ドーパミンの量が、それなりの相関関係を持っているとします。血中酸素濃度を測定し、そのデータと何をしているかが分かれば、どのようなもの・ことが人々のアドレナリンやドーパミンを高めることができるか統計的にわかるようになります。そうなると、相当精度の高い、より人々を夢中にさせるサービスやアプリが世に出てくるようになります。
これは、個人的に相当ヤバいと思っています。巨大IT企業が研究を重ねて作ったアプリ・サービスを、いったん使ってハマってしまうと抜け出すのは相当難しいと思います。今でさえ、インスタグラムやTwitter、Facebookというようなアプリから通知が来ると、何の気無しについ反応してしまいます。それどころか、自分の投稿にいいね!やメッセージがくると、かなりアゲてしまう自分に気づきます。もし、もっと多くのデータかつ、強い反応を起こすようなトリガーを仕込まれたら、今以上に離れるのは難しくなると思います。
でも便利なんだよね、MiBand