コロナで空いた高速道路は◆◆◆◆に使え!

COVID-19の影響で、人々の移動量が劇的に少なくなっています。旅行業界は相当ダメージを受ける一方、巣ごもり需要によるAmazonをはじめとするEC業界が活況。

道路の光跡

新幹線や飛行機だと確かに感染が怖いですが、自家用車であれば気にすることはないと思います。個人的には、人が誰もいないような場所に行くのが好きなので、ポイントtoポイントの移動で移動先さえ選べば、気にする必要はないと思っています。ともあれ、それでも高速道路の交通量は概ね6割〜7割程度となっています。

各高速道路会社の交通量データ(2020年5月)

6月になって8割程度まで持ち直したようですが、以前のように戻ることはないと思います。交通量が8割というのは、数字で見るよりも感覚的には空いていると感じるはずです。

これだけ交通量が減ると、これからの日本のインフラはどうなるのか、極めて不安です。そこで妄想してみました。

空いた高速道路のひとつのレーンを、自動運転のトラック専用レーンにしてしまえ、ということです。

高速道路の交通量が減少、EC等の物流は確実に増加、トラックドライバーの負担、今後増加する自動運転をどこから開始しデータを積み上げていくのか、という状況を考えると、高速道路からスタートするのが良いでしょう。追越し車線を自動運転のトラック専用レーン。

自動運転であれば車間距離も詰めることもでき、相当量の物量を確保できるはず。必要な施設の改造という意味でも、一般道よりも施工しやすいと思います。で、目的地近くのパーキングエリアを自動運転トラック専用物流中継基地にします。そこでドライバーが乗り込んで、最終目的地に手動で配達。

一般車との交差(織り込み交通)や、事故時の対応等、色々課題は考えられますが、まずはここから本格的に始めるのがよいと思います。最悪、全車両を同時に止めることもできます。

近い将来、自動運転が一般的になることは間違い無いですが、AIや5G、高精度のGPSのサービスが始まっている現在の状況を見るにつけ、まさに今始めるべきだと思っています。

実は高速道路を使った自動運転は、確か金沢大学で20年ほど前に研究・提唱されていた、と聞いたことがあります。日本は、研究段階から実用化に持っていくまでが時間がかかるのですが、ある意味、今回のCOVIC-19が良いタイミングなのだと感じます。