あなたの会社で副業がOKになる前に考えること

久しぶりに希望のあるニュースを見ました。

www.jiji.com

 前々から、会社が副業をOKにして欲しいと思っていましたが、ついに政府が本格的に一歩進もうとしています。今回は妄想で終わらないと信じます。コロナの影響で、在宅勤務により時間ができた人、クビになってしまった人、やる仕事がなくなって手持ち無沙汰な人、頼むから俺を縛りつけないでくれという人。

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きっかけはコロナによるネガティブな理由かもしれませんが、副業・兼業がOKになるというのは日本にとって非常に好ましいと思います。

  • 労働の流動性が上がる(副業も本業も)
  • 無駄な残業・業務をなくす方向に意識が向く
  • 退職後の食い扶持確保により、社会保険の負担減
  • 周りを気にせず本当に好きなこと・やりたいことができ、新しいビジネスの生まれるチャンスが広がる

等々、色々メリットがあると思います。右に倣えの日本人にとって、在宅勤務や副業というのはあるべき姿の仕事ができる可能性があります。

海外で暮らしていると、他の国の人たちが仕事に対して適当(honestでないという意味でなく)に接していることを感じます。日本人は、文句が出ないか、何かまずいことがないか、ということに対して敏感すぎます。後でどうにでもなることだったら、とりあえずやってしまってフィードバックをかける方が圧倒的に早いのに、と思うことしばしば。そういうメンタリティを取り除けば、日本にはもっともっと可能性があります。

副業・兼業によるデメリットを挙げる人もいるでしょうし、実際に問題も出てくるでしょう。ですが総体的にみれば、絶対にプラスに働くと思っています。むしろ、そういう環境になって困る人というのは、能力が無い人なのではないかと思ったりもします。

兼業・副業がOKになると、どんなことが起きるか妄想してみます。

  • 趣味を仕事につなげる環境が広がる
    ゲームなんてやってないで勉強しろ、音楽なんかで食べていけるわけがない、と親に言われた人。昨今、ゲーム市場は巨大産業になりつつあります。自作の(かなりお気楽に作った)音楽・ミュージックビデオが、Youtubeでバズったりこともあります。
  • 副業の方が稼ぎが大きくなったり、楽しくなって、本業を辞める
    いいんじゃないでしょうか。元副業が立ち行かなくなっても、雇用に流動性が出れば、またSteadyな仕事につける可能性が上がります。
  • オタク、マニアック、職人的な産業の活性化
    日本人の得意とするところです。
  • 本業の会社から業務委託を受ける
    成果主義の評価基準を作るよりも、こちらの方が分かりやすくてやる気も出るんじゃないでしょうか。