ロックアウトでわかった日本をもう一度世界先端の国にする方法

日本が戦後の極貧から経済成長をとげ、世界最先端の国となりました(と思っています)。昨今の状況はともあれ、そこまで急激に発展できたのは、広く教育が行き渡っていたからだと、思います。最も大きいのは、一部の富裕層だけでなく、社会全体に教育・学びの姿勢が行き渡っていたからだと思います。

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COVID-19で学校が閉鎖されていました。その間、オンラインでの授業・学習の必要性が叫ばれていました。春休みだったのであまり実施されていないようでした。もしオンライン授業が実施されたら、その後どんなことになるか、妄想してみました。

  • 通っている学校の教師に限定されない
  • 同時に授業を受ける生徒数に制限がなくなる
  • 塾も予備校も同じスタイルですることが可能
  • 人気の講師が何百人でも何千人でも同時に講義可能
  • 講師のスキルによる格差が広がる

学校の授業でも各教科で1人の先生さえいれば済むことになります。そして全員が同じカリキュラムで授業を受けることが可能になります。すでに海外の有名校のやっているオンライン授業がありますが、これは録画によるものがメインです。それだけでも相当効果のあるものでありますが、今後リアルタイムかつインタラクティブ(質問や回答)な講義に移行していき、さらに学習効率がよくなると思います。録画されたものの利点として、いつでも講義を視聴することが可能なので、リアルタイム・録画は、同時に発展していくはず。

世の中の流れはこのような流れに間違いなく進んでいくと思います。

講師側から見てオンライン授業の良いところは、生徒側からのフィードバック(質問やわからない点)が一括して得られることである。ニコニコ動画のコメントのようなイメージ。他の人のコメントを見られるか、コメント数だけ見られるか、は状況次第でしょう。このコメントによって、講師側は生徒がどこでわからなくなったかを統計的に調べることができます。それによって講師側の質も上がり、非常に良いシステムであることが予想されます。日本の生徒は得てして質問をあまりしたがりません。オンラインであれば匿名での質問もできるし、コメント感覚で質問しやすい環境になると思います。

私はこのシステムが、日本の教育環境を大きく向上させる可能性があると思っています。

一番の問題点は、ほとんどの講師・教師がいらなくなることでしょう。しかし、この圧倒的に効率的なシステムの前では、早晩避けられません。その分他のこと、例えば様々な科目のメニューを増やしたり、どうすれば分かりやすい教え方になるかの解析など、をすればいいのです。もちろん、教師は今以上に勉強が必要になるでしょう。

このシステムで生徒の進捗に合わせた学習が可能になり、社会全体のボトムアップにつながることができます。また、一部のギフテッドに最適な学習環境を与えると言う意味でも、非常に優れたシステムと思われます。