COVID-19その後 (航空業界)

どの業界が悪影響を受けるか、という話が盛んにされています。国内・各国の動向を見るにつけ、我々の生活にどう影響があるか、今回は航空業界について具体的に話したいと思います。


航空業界に関わる影響

どのメディアでも航空業界が非常に悪影響を受けると言われています。私は、多くの航空会社が倒産すると思います。航空業界は固定費用の割合が高いため、売り上げの多くを占める旅客が減ると収益源が減るというだけでなく、運転資金が底をつく可能性があるからです。

JALの2019年度の売上高は約1.5兆円に対し、国際線・国内線の旅客収入がそれぞれ
5,300億円程度と、売上の70%程度。

どちらかと言うと、国内線はある程度旅客数が戻ると思いますが、国際線は結構大変な気がします。特に旅行者もあまり海外に行きたがらなくなるんじゃないかと。また海外出張も相当減る気がします。

会社を運営するためにどうしなければならないかと言うと、例えば日本の場合、JALANAが合併して国有化されるんじゃないかと思います。民間で生き残るのは相当苦しいと思いますが、国としてドメスティックの航空会社がないと言う状況を認めるかどうか。日本政府は国有化して一つの会社だけ残す、と言う選択をすると思います。

我々にどのような影響があるかですが、格安航空券が減って航空運賃が値上がりすると思います。と言うか正規料金まではいかないまでも、簡単に海外旅行する気がなくなる値段になるはず。国内運賃はほぼ正規料金になるだろうな。当然会社の出張決済も厳しくなります。で、ますます航空会社は厳しい。

バーチャル旅行みたいので我慢する時代が来るんでしょうかね